人工内耳

次男が産まれて3ヶ月が過ぎた。
お宮参り、お食い初めなどのイベントを行う暇もなく、
相変わらず産後ケアホテルのお世話になっている。

そろそろ貯金が尽きようとしていたが、
ちょうど売りに出していた我が家に買い手がついたので、
ひとまず資金面は何とかなりそう。

来月引っ越しの予定である。
ずいぶん前から計画していたので仕方ないが、
妻の手術と時期が重なり、忙しさに拍車がかかっている。

 

妻の聴力は回復せず、補聴器も意味をなさないため、
人工内耳を埋め込む手術を受けることになった。

人工内耳とは、マイクで拾った音を電気信号として直接蝸牛に送り込み、
脳に音を認識させ、聴覚を復活させる器具である。

そんな事が可能なのか…それもうサイボーグとかそういう域の技術じゃないか…
と思ったが、世界的にはそこそこ普及しており、日本でも増えつつあるらしい。

幸運なことに、ちょうど片耳の難聴に対して、今年の3月から保険適用されるようになるとのこと。
(従来は両耳の難聴のみ適用されており、自費で手術する場合は500万くらい負担する必要があったらしい)

たまたま人工内耳に詳しい先生の目に留まり、かなり早いタイミングで手術を受けられることになった。
妻は突然の展開に戸惑っていたが、話し合いの結果、手術を受けることになった。


手術の事前検査として受けたMRIで、両方の耳に水腫があることが分かった。

水腫による遅発性の難聴・めまいが起きる症状について以前妻と話していたので、
この結果にはすっかり落胆してしまった。
(妻はショックで寝込んでしまった)

残った片方の耳も聴力が無くなるかもしれないと、どうしても想像してしまう。
両側の難聴はほとんど考えられない、と先生には言われていたが、
実際に時間差で両耳が聞こえなくなった人を知っていたこともあり、気にせずにはいられなかった。

 

最近は妻の容体が悪化するにつれ、
段々と自分の覚悟が決まってきたように感じる。

妻に早く良くなってもらい、もっと子育てや家事が出来るようになってほしいと
今までどこかで思っていたのが、
自分が率先して全てこなさなければならない、と考えざるを得なくなってきた。

それ自体にストレスは感じないが、いかんせん時間と体力が足りない。

深夜につらつら長文を書いている場合では全くないのだが、
こんな文章でも何かしら発散できている気がしなくもないので、許してほしい。
誰も見てないと思うけど。